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こんにちは。

ともぞうです。

 

 

 

今日は少し変な話をします。

 

私のサラリーマン時代の最後の方は、

取引先の中小零細企業の代表の方々と、

お会いする機会がけっこうありました。

 

 

その頃は、既に私も独立を考えていたので、

様々な社長の考え方を学ばせていただける

良いチャンスだと思い、かなり積極的に

コンタクトを取らせていただいておりました。

 

 

そんなある時、

私の会社と、取引先のとある会社との間で、

金銭のトラブルが発生してしまい、

私がその解決役に回されたことがあったんです。

(ちなみに私の上司が引き起こしたトラブルですが^^;)

 

 

トラブルの内容は、もうほとんど覚えていませんが、

たしか言った言わないが発端の

よくある金銭トラブルだったと記憶しています。

 

 

私がその会社を訪問した時に、

まず私が感じたことは、

まあ、かなりの零細企業でした。

 

「個人商店レベル」というか、

今の私たちのアマゾン輸入出品者に

”少しだけ毛を生やしたレベル”という感じでした。

(一応、法人です)

 

 

で、詳しくお話を伺っている間に、

社長のお怒りも少しづつ収まり、

徐々に胸の内を明かしてくださいました。

 

 

その中で、

私がずっと覚えている言葉がありまして、

こんなことを言われたんです。

 

「俺はなぁ。プライベートのお金だったら、

いくらでも使うんだよ。

だからお前とこれから飲みに行くとしたら、

良い物を食べて、高いクラブに行っても

全部俺がお金を出すよ。

だけどなぁ。ビジネスのお金だけは、

俺は1円たりとも損をしたくねーんだよ。

ずっとそーやってきたんだよ。わかるか?」

 

 

・・・・・・・・?

さっぱりわかりませんでした(*´ω`*)

 

 

その上、飲みにも行きませんでした(*´ω`*)

 

 

だけど、私の中では、

ずっとこの社長の言葉が引っかかっていたんです。

 

経営者になると、

そういう考え方になるものなのか?

それともこの社長だけが特殊なのか?

 

 

自分がまがりなりにも経営者になり、

やっとその答えが見つかりました。

 

 

この社長は

ダメ経営者の典型でした。

 

 

プライベートのお金は、

別にどちらでも構いません。

奢りたければ奢れば良いし、

ケチならケチでも良いと思います。

 

 

ですがビジネスにおいては、

経営者自身が小さいお金に執着をする

ということは致命的です。

無駄以外の何ものでもありません。

 

 

そこに投資している時間と自分の労力は、

売り上げを伸ばすため、

あるいは経費を抑えるために使うべきです。

 

 

ましてやこの経営者は、少額の金銭に執着した結果、

私が勤めていた会社との関係を

大きく悪化させてしまった訳です。

 

 

この経営者は、

1円損をして10円を得るという

考え方ができない方だったと思います。

1円を得るために、

10円の損をしていたんです。

 

 

こういう会社は、

大きくはなれないと思います。

 

 

勘違いしてもらいたくはありませんが、

私は、「少額を軽視しろ」と

言っている訳ではありませんよ。

 

どこに時間とお金と労力を投資するのか、

ということを、しっかりと見極めましょう!

と言っているんです。

 

 

 

そしてこれは、決して対岸の火事ではない話です。

みなさんにも身に覚えはないですか?

 

$10の商品が届かなかったために、

倉庫会社や運送会社に、

必要以上に何度も連絡をしたり、

クレームを言ったりはしていないですか?

 

その時間をリサーチに回せば、

一体どれくらいの利益になるのか。

 

 

目先の損得勘定に

惑わされないようにしましょう。

しっかりと目標を見据えていれば、

そういうことも考えられるはずです。

 

 

 

 

本日も最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

【 本 日 の 名 言 】

ビジネスの世界では、

いつもフロントガラスより

バックミラーの方がよく見えるものです。 

– ウォーレン・バフェット –