こんにちは。

ともぞうです。

 

 

 

 

メルマガではいち早く書いたのですが、

Amazonのアカウント乗っ取り詐欺。

いよいよ、ネットニュースになってしまいましたね。。。

恐らくもうすぐ(恐らく今日くらい?)には、

テレビニュースにもなってしまうでしょう。

 

 

Amazonアカウント乗っ取り詐欺とは!?

出品者である私たちがとるべき対策とは!?

そして今後はどうなるのか!?

 

 

このあたりについてまとめてみたいと思います。

 

 

 

今年の3月あたりから被害が顕著になっているようです。

具体的な詐欺手口は下記の通りです。

 

 

実質非稼働になっている

Amazonの出品者用の休眠アカウントを狙い、

まずは※”何らかの手法”でアカウント自体を乗っ取る。

 

※おそらくAmazonを装った偽のメールを送信し、

パスワードを変更してください等の理由で、

ダミーURLをクリックさせ、

偽のアカウント入り口画面で、

ID(メールアドレス)とパスワードを入力させて、

認証情報を不正にハッキングしています。

(私の所にも過去に何度も偽のメールは届きました)

即座に振込み用の銀行口座のみを

詐欺グループの口座に書き換えを行い、

商品を大量に最安価格(あり得ないくらい安い価格)で

自己発送状態で出品。

安さに釣られた顧客が、注文を行いお金を支払う。

当然、商品の発送は行わない。

商品が送られてこない顧客は、

この出品者に連絡をするが、

この出品者本人も、

乗っ取られていたことに気づいていないし、

現在はアマゾンでは販売をしていない。

詐欺グループはAmazonからの入金を確認次第、

そのアカウントを捨てて別のアカウントで

この行為を繰り返す。

 

 

これが一連の流れですが、

調べて見ると、詐欺手口のレベルが、

1~3まであるようです。

 

 

【 レベル1 】

上記の通り

 

【 レベル2 】

Amazonを装ったメールを顧客に送り、

「キャンセルのため返金されます」と、

嘘の内容を送り、顧客を安心させ、

保証申請期間が過ぎるまで待たせる。

 

【 レベル3 】

顧客が注文時に入力した、

住所、氏名、電話番号等を用い、

乗っ取りアカウントのプロフィールとして書き換え、

詐欺行為を継続。

 

 

実はこれ、日本のAmazonだけでなく、

アメリカのAmazon.comでも既に話題になっています。

4月11日のウォール・ストリート・ジャーナルでも、

新聞紙面に掲載されていました。

 

 

また、この詐欺手口は、

典型的な中国人詐欺グループの犯行手口に

非常に酷似しているようです。

 

 

実際に、中国人詐欺グループの

犯行かどうかはわかりませんが、

co.jpの出品者であり、

.comの購入者でもある私たちは

特に用心深くならなければならないですね。

 

 

 

 

1.休眠アカウントの対策

 

もしも休眠アカウントを持っている人は、

乗っ取られていないかの確認を取りましょう。

 

 

まずは銀行口座の確認。

そして実際に自己発送で出品が行われていないか。

特に入念にチェックしましょう。

 

 

おそらく過去に出品を行っていて、

現在は出品をしていないという方は、

このブログ自体を読んでいないと思いますので、

ご家族やお知り合いに、

過去にAmazonで出品をしていたという方がいる場合は、

すぐに連絡をしてあげてください。

 

 

2.価格調整を対策

 

乗っ取りアカウントが尋常じゃないくらい

激安価格で販売をしているため、

私たちもしっかりと対策を講じないと、

この詐欺出品者の価格につられて、

赤字価格で販売してしまうことになります。

 

 

プライスター等の価格改定ツールを使っていない

小規模の出品者は、

しっかりと周りの価格も確認を行い、

無理に安くしないように注意しましょう。

 

 

問題は、プライスター等の価格改定ツールを

使用中の出品者です。

 

 

 

3.プライスター(価格改定ツール)の対策

 

結論、価格の自動変更モードを

見直しておきましょう。

 

 

具体的には、カート価格モードにしている人は、

FBA状態合わせモード等、FBAに合わせる設定に

変えておきましょう。

 

 

ただ、その商品を出品している人のうち、

一人でもカート価格モードにしている出品者がいる場合は、

場が荒れてしまう可能性があるんですよね。

 

 

具体的にはこんな感じです。

 

乗っ取り→自己発送で1,800円≪カート獲得≫

FBA1→5,800円(FBAモード)

FBA2→5,800円(FBAモード)

FBA3→5,800円(カート価格モード)

FBA3が、カート価格モードのため、

乗っ取りのカート獲得価格1,800円に追随する。

FBA1とFBA2もFBAモードにより、

FBA3の1,800円のFBA価格に追随する。

 

 

という感じになってしまいます。

 

 

対策としては、しっかりと赤字ストッパーも

設定しておくしかないです。

そうすれば、場が荒れたとしても、

赤字ストッパー以下になることはありませんからね。

 

 

まとめると、

プライスターを使っていない方は、

しっかりと周りの価格を確認し、

無理に追随はしないこと。

プライスターを使っている人は、

FBA状態合わせ等、FBAに追随するように設定を見直し、

且つ赤字ストッパーをしっかりと設定しておくこと。

 

という感じになると思います。

 

 

あとは、この件が沈静化するまでは、

もしも自分がアマゾンから撤退する時には、

完全に閉鎖させるか、アカウントを譲渡するか。

何かしらしっかりと対策を立ててから、

去るようにしましょう!

 

 

また、今すぐに私たちが立てられる対策としては、

二段階認証の設定を予めしておくことです。

 

 

【二段階認証の設定方法】

セラーセントラル画面

設定

ログイン設定

高度なセキュリティ設定の「編集」

二段階認証設定

 

 

 

実は私たちにとっては、

こっちの方が大きいんですよね。

自分が詐欺の被害に遭ってしまう可能性があるからです。

 

 

まあ、Amazon.comは、商品が送られてこなかった場合は、

全額をAmazonが負担してくれるらしいので、

購入者にとっての金銭的な被害はほとんど出ないと思いますが、

その為の連絡のやり取り等、

無駄になってしまう時間が非常にもったいないですよね。

 

 

それと、前述の通り、詐欺グループに

自分の情報を教えてしまうことになってしまいます。

これにより後々、二次被害が出ないとも限りません。

 

 

この対策としては、

安すぎる自己発送出品者がいた場合、

その全体の評価率や評価件数だけでなく、

過去30日とか90日以内の評価数も見るようにしましょう。

 

 

休眠アカウントを乗っ取っている訳ですので、

過去30日や90日の評価は

ほとんど入っていないはずなんです。

 

 

もしも安すぎる自己発送出品者が

過去30日以内に評価0件だった場合、

絶対にここから買うのは止めた方が良いです。

 

 

まぁ。安すぎる自己発送出品者は

そもそも怪し過ぎるので、

賢明な私のブログ読者さんなら、

そもそも買わないとは思いますが(笑)

 

 

 

このブログを書いているのは、

2017年4月25日(火)です。

実はちょうど本日、恐れていたことの一つが起きました。

 

 

この件が、ネットニュースになってしまったんです。

(ヤフートップニュース)

 

 

このブログを更新する4月26日(水)以降、

もしかしたら、

これがテレビのニュースになっているかもしれません。

 

 

もしもそうなった場合、

Amazonの売上が激減→私たちの売上も激減

という可能性も大いにあり得ます。

 

 

もちろん、”FBA発送だったら大丈夫だよ。”

とか”プライムという表記のある出品者なら安全だよ。”

と、ネット上でも書かれていますが、

経験上、顧客の大半はそんなことは知りませんし、

本当に大丈夫かどうか、疑うのが顧客の心理です。

 

 

危険なところでごちゃごちゃ気を遣いながら

買うくらいだったら、

Amazonからは購入を控えよう。

そのように思ってしまうのが普通ではないでしょうか。

 

 

弊社はAmazonだけに依存している状態ではないですが、

それでもAmazonの売上が激減したら、

相当な痛手を負います。

Amazonだけのプラットフォームに依存している人は、

スキルを積んで、なるべく早めに、

一つのプラットフォームに依存しないような

そんな出店形態をとりましょう。

 

 

本当に一寸先に何があるのかわからないのが、

この業界ですね。。。

 

 

 

本日も最後までお読みいただき

ありがとうございました。

 

【 本 日 の 名 言  】

これまで選択してきた結果が、

今の私たちなのです。

– ジェフ・ベゾス –