こんにちは。
ともぞうです。
先日ですが、大阪に出張に行ってきました。
目的は大きく2つです。
1つは、私が運営しているTPRというコミュニティの
関西メンバーさんたちとの懇親会。
そしてもう1つは、私が3年以上お世話になっている
納品代行サポートBBさんの倉庫見学。
本当はもっと前からお伺いするつもりだったんですけどね。
ずっと延び延びになってしまっていました。
今回、何かとちょうど良いタイミングだったので、
この機会にお伺いさせていただきました。
倉庫を見て色々と思うこともあったんですが、
それよりもお話を伺う中で見えてきた、
最近の物販の傾向、今後の輸入ビジネスの近未来。
非常に興味深かったです。
まず、倉庫の広さですが、
予想よりも大きかったです。
見学するまでは、もっと狭いと思っていました。
さらに2階建てです。
弊社の荷物は1階に中国輸入商品、
2階に欧米輸入商品が割り振られていました。
もっと言うと、
他にも倉庫が2か所にあるとのことでしたので、
相当な物量を日々扱っていると推察できます。
もう一つ、倉庫を見学して痛切に感じたのが、
「寒い」ということ。
ともぞう「倉庫っていつもこんなに寒いんですか?」
BBさん「いや。今日はだいぶマシな方ですよ」
ともぞう「え?これでマシなんですか?」
BBさん「普段、冬は吐く息が白くなりますからね」
ともぞう「ひょぇ〜」
BBさん「それよりも夏のほうが酷いですよ」
ともぞう「そうなんですか!?」
BBさん「倉庫の中が40度を超えることも結構ありますからね」
ともぞう「ひょぇ〜」
今年の夏にはDAKARAを2〜3ケースくらい
サポートBBさんにお中元で送ろうと思った次第です(笑)
というか、こんなに寒かったり暑かったりする中で、
毎日私たちの荷物を発送してくれていたのかと思うと、
今さらながら、本当に感謝の気持ちでいっぱいになりました。
私には到底できない。
というか、私が最も苦手な部分ですからね。
自分は毎日自宅で、冬は暖かく、夏は涼しい環境にいて、
パソコンだけでカタカタしているくせに、
たまにサポートBBさんの発送ミスが起きた時に
ブヒブヒ鼻息を荒くしていた
かつての自分が恥ずかしいです。
あぁ。こんなに自分たちのために頑張ってくれていたのに。。。
もっと感謝しなくちゃ。
そんな気分になりました。
これは以前からサポートBBさんから
聞いていたので、予め知っていたことですが、
輸入ビジネスをフェードアウトする人の傾向は
大きく2パターンがあるそうです。
① 最初から思い切りの良い人
どこかの怪しげな塾やセミナーに参加して、
大体は始めるそうです。
まとまった資金を、
一気に大量投入して始めます。
ですが、それは1~2回で終わるそうです。
3回目は、ほぼありません。
結局、こういう人は、
精度の極めて低いリサーチスキルの状態だったり、
精度の定かではない怪しげなツールで、
まとめて大量に仕入れてしまっていますので、
仕入れて販売した結果、
「なんだ。全然儲からねーゎ」
ってことになってしまうんですよね。
最初から大量に資金を投入してしまっているので、
後に続かなくなる訳です。
② 少しづつフェードアウト
反対に物量がそれほど多くない人のパターンです。
大体いつも同じくらいを入荷させていたものの、
ある時から少しづつ少なくなっていき、
且つ入荷の期間も空くようになるそうです。
で、2週間に1回だった仕入れが、
物量が少なくなって、
その内に1ヶ月に1回の仕入れになり、
さらに少なくなって、やがて2ヵ月に1回になり、
そしてフェードアウト。
これは、恐らく独学で始めた人だと思います。
ブログやメルマガ、あるいは本などから情報を得て、
誰のコンサルも受けず、
自力で頑張った人のパターンですね。
これはあくまでも私の予想の範疇を超えませんが、
資金管理、収益管理がしっかりとできておらず、
儲かっているつもりでも、
少しづつキャッシュが枯渇していき、
不安に駆られ、撤退が頭をチラつき、
少しづつフェードアウト。
という感じだと思います。
③ 長く続く人の事例
長く続くということは、
儲かっているから続けているということですよね。
以前、私はBBさんに質問をしたことがあります。
ともぞう「長く続く人ってどんな感じですか?」
BBさん「ともぞうさんみたいな人です」
ともぞう「え?どういうことですか?」
BBさん「少しづつ物量が増えているじゃないですか」
ともぞう「はい。まぁ、そうですね」
BBさん「長く続く人は、みんなそういう人です」
少しづつ物量を増やす。本当にその通りです。
ただ、単純に物量だけを増やせば良い。
というものではありません。
大きくは以下の2つの事を考えながら、
物量を少しづつ増やしていきます。
1.収益管理と資金管理
2.リスク
収益管理をしっかりと行い、
損益計算上の営業利益の部分を
仕入れに再投資するようにします。
ですが、キャッシュフローや貸借対照表も
しっかりと見ていないと、
資産が、実は不良在庫という可能性もありますので、
そこも踏まえながら、
匍匐(ほふく)前進をするかのように、
少しづつ前に進めます。
と、同時にその追加仕入れの部分の中には、
リスクを含んだ仕入れもあります。
ここで言うリスクというのは、
もちろんグレーという意味ではありません。
誰もやっていないであろうこと。
又はやっている人が少ないこと。
それを自分としては初めて行うことを、
常に考え、資金を投入していきます。
これらの結果が、少しづつ仕入れ量が増える。
ということになる訳です。
そしてそういう人が長く続く傾向にある。
というのは、間違いありません。
アカウント停止について
ここ1年くらいで、
Amazon出品者のアカウント停止が、
かなり増えたと思いませんか?
私もそのような気がしていました。
ですが、実は違っていました。
これはあくまでもBBさんの見解ですが、
結論を言うと、アカウントが停止になる出品者の
全体的な数は変わっていないそうです。
ただ、その傾向は以前よりも変化していると。
何年か前までは、
中国輸入出品者のアカウント停止が極めて多く、
欧米輸入出品者のアカウント停止は、
比較的少なかったんですよね。
ですが、最近は変わってきたようです。
中国輸入実践者のアカウント停止は少なくなり、
反対に欧米輸入実践者のアカウント停止が
多くなっている傾向にあるそうです。
中国輸入のアカウント停止が少なくなった理由
理由は明白です。
まず、そもそも中国輸入実践者ですが、
すでにOEMという手法、
少なくとも簡易OEMという手法が広く知れ渡り、
一般化されてきています。
つまり、自分で商品ページを作成するため、
”偽物”という概念が、ほぼなくなりつつあります。
顧客「偽物ですよね」
出品者「いえ。これは本物のうちの商品です」
こういうことが言えてしまいます。
欧米輸入のアカウント停止が多くなった理由
反対に欧米輸入実践者のケースです。
Amazon.comの意向もあり、
以前よりも中国人セラーが増えております。
また、それだけでなく、
Amazon.comやebayで出品している
中国人セラーの販売テクニックも
実に多様化しております。
「Ships from china」は、偽物リスクがあるから避けよう。
と思っている人は多いと思います。
結果、中国人セラーへの購入率は下がります。
中国人セラーは、あまり儲けられなくなります。
それを中国人セラーが、
なんとかして儲けたいと考えた場合、
「中国だからダメなんだ。だったらアメリカの住所を取得しよう」
と考えるようになりますよね。
※ちなみに中国人も他の中国人のことを信用していません(笑)
例えばアメリカの住所から発送しているけど、
実は中国人セラーで、商品も中国から入荷をさせている。
というセラーも、実際にいます。
そして「安いけど、セラーがアメリカ人っぽいから購入しよう」
と考えた欧米輸入実践者が、
中国人セラーの偽物を
掴まされる可能性も出てくる訳です。
そして最近は、この傾向が顕著になっています。
結果、Amazon.comやebayからの単純転売で、
真贋の疑いによりアカウントが停止になってしまう。
という人が増加している訳です。
対策としては、この単純転売からは、
早く脱することを考えないとならないですね。
少なくとも信用ができるネットショップや卸を
探した方が無難です。
そうでない場合、対策としては完璧ではありませんが、
安すぎるセラーを避ける。
という方法以外には無いと思います。
生き残った輸入実践者の傾向
サポートBBさんの全体の利用者数は、
以前から、あまり変わっていないらしいです。
にもかかわらず、利益額は増えているっぽいです。
(濁されましたがw)
別に料金体系を
極端に値上げした訳でもありません。
どういうことかわかりますか?
答えは、こうです。
弊社もそうなんですが、
生き残った輸入ビジネス利用者の
取扱物量がもの凄く増えているそうです。
どうしてこうなるのでしょうか?
私が実践した当時は、
大したノウハウは、本やブログ、
ネットには全く転がっていませんでした。
「簡単に儲かりますよ」
とだけ謳って、実際にはマインド論ばかりで、
具体的なノウハウをほとんど書いていない
詐欺みたいな情報ばかりでした。
(今でもそういう方はいますがw)
ですが、今や手法はここまで出回っています。
私や一部のまともな方が、
少々書き過ぎた感は否めませんが(笑)
で、このように稼ぐための情報が溢れかえっている中で、
リテラシーのある方なら、
どんどん稼げるようになってくるのは必然です。
例えば”融資”に関する情報などは、
以前までは全くありませんでした。
ですが、まともなビジネスを行っていると、
資金力の重要性は身に染みて感じます。
私のブログやメルマガでも散々書きました。
そして、今や融資を受けるという選択肢は、
輸入ビジネス実践者には、
当たり前のことになりつつあります。
資金力を付け、誰かの情報から自分なりの解釈で、
新しいことを始め、思い切って舵を切る。
そうした人が少しづつ増えている。
そしてそういう人が、さらに儲かっている。
今は全体的にこんな傾向にあるようです。
ちなみに余談ですが、
融資を受けている人でも、
輸入ビジネス実践者の大体の方の借入額は、
200~500万円程度だと思います。
ですが、この先に進むためには、
数千万円レベルの融資が必要だということを、
BBさんとの会話で、実感しました。
当然、社員やアルバイトを何人も雇うレベルになります。
このあたりの話は長くなってしまいますので、
後日、メルマガあたりで書きたいと思います。
これを語る前に、もう一つだけ大事な情報があります。
それは、サポートBBさんの毎月の加入者と退会者の数は、
以前から変わらず一定らしい。ということです。
結果、全体の加入者数は変わっていない。
とのことです。
それを踏まえた上で、
今後の輸入ビジネスの近未来を考えていきます。
輸入ビジネス初心者~中級者の近未来
まず、欧米輸入の初歩的な部分ですが、
以前の中国輸入のような状況になりつつあります。
ここまで書いた通り、
偽物を掴むリスクは今後も益々増えます。
アカウント停止になる出品者もご存知の通り増えています。
また、それだけでなく、
実際に数年前に流行った中国輸入の手法(簡易OEM)を、
欧米輸入に取り入れている出品者もいます。
さらに、「うちの商品なので、出品を取り下げてください」
という手法は、現在では欧米輸入でも
頻繁に聞くようになりましたが、
中国輸入では、何年も前から流行っていました。
少ない資金で簡単に儲けることを考えれば考えるほど、
偽物を販売しアカウントが停止になります。
その傾向は益々顕著になります。
落とし穴は今後も益々増えてくるはずです。
そんな中で生き残ることができる人は、
以前にも増して真面目にコツコツできる人。
ただ、真面目にコツコツやっていたら、
利益率は低くなります。
あらゆる手法が飽和しつつあるからです。
労力の割に、本当に稼げない。
これならアルバイトをした方がマシ。
そんな時代が、すぐそこまでやってきています。
利益率が低くても利益額を伸ばすためには、
それなりの資金を投入する必要があります。
それなりの資金を投入し、
且つ労力の最小化を考えなければ
とてもできなくなります。
そこにはあらゆる知識や才能や能力が必要になります。
知識0から始めた場合、
自分一人の力では必ず限界が訪れます。
ここで、最初から上手く外注を機能させることができる人は、
生き残ることができると思います。
また、この初歩的な部分では、
もはやコンサルが必須な時代に
突入しつつあるような気がしています。
輸入ビジネス中級者~上級者の近未来
次に、その先の人達の近未来を書きます。
この人たちは、既に外注化を進めている人も多いと思います。
ですが、私の結論はこうです。
最初からその輸入ビジネス実践者が、
本職や前職の関係で、輸入に詳しい人だったら、
外注化でもいけますが、
もしも0から始めた場合は、外注化では生き残れません。
知識も経験も人脈も、
全てが0から作っていくのでは、
その先に進むのにはあまりにも無理があるからです。
その穴を外注だけで補えるかと言われれば、
まあ無謀な話ですね。
ではどうするのか?
結論、社員か最低でも専属のアルバイトを雇わないと
難しいですね。
しかも専門的な知識がある人に限ります。
コネがあればさらに良いですね。
また、資金力はさらに必要になります。
追加融資も考えてください。
こういうことができた人が、
サポートBBさんの言うところの
生き残った輸入ビジネス実践者の
取扱物量がもの凄く増えている人
ということになる訳です。
そして今後は、こういう人が少しづつ増えていきます。
まとめると、
初心者も経験者も
資金力も組織力も爆発できた人が生き残る!
この傾向が益々顕著になる!
ということが言えます。
あれ?
良く考えたらこれって普通の企業の話と一緒ですよね(笑)
結局、片手間で稼げるビジネスなどは存在しない。
ということです。
夢を見ている人は、早く目を覚ましましょう。
今回の倉庫見学は、
私なりに色々と思うこともありましたし、
リアルな話を直接伺うことで、
私にとって得る物はたくさんありました。
そして、その場で実は、
サポートBBさんから、
こんなご提案をいただきました。
倉庫の見学ツアー&
その後に意見交換会(懇親会)を
しませんか?
私がそうであったように、
みなさんにも本当に有益な時間になるはずです。
私は二つ返事でオッケーを出しました。
ということで5月か6月頃に
倉庫見学ツアー&意見交換会(懇親会)を、
企画したいと思います!
詳しい内容は私とサポートBBさんとで、
今後、話し合いながら詰めていきたいと思います!
本当に有益な時間になるはずですので、
是非ご期待ください!(‘ω’)ノ
本日も最後までお読みいただき
ありがとうございました。
【 本 日 の 名 言 】
これからは生き残れないスマホゲーム会社も
出てくるでしょう。
かつての据え置き型ゲーム市場で起きたように、
スマホ分野においても
ゲーム開発コストが高騰しています。
組織力、資金力を備えていなければ、勝つことはできない。
学生ベンチャーが作ったものが
通用する世界ではなくなってきました。
– 藤田晋 (株式会社サイバーエージェント創業者)-
※ともぞう注釈
かつてのAmazon輸入ビジネスもそうであったように、
新しい業界というのは、一時、
勢いだけで儲けられる時代があります。
ですが、それが認知され、一般化され、
参入者が増えると、今度は必ず徐々に稼ぎづらくなります。
その後、その業界で生き残るために、
価格競争とノウハウ競争が起こります。
価格競争には資金が必要です。
ノウハウ競争には組織力が必要です。
そしてその組織を盤石な物にするためには、
やはり資金が必要になります。
結局は、資金力と組織力が
全てにおいて優位性があります。
そしてAmazon輸入ビジネスも、
もはやその傾向になっている。ということです。
※ブログランキングは止めました(´・ω・`)