こんにちは。
ともぞうです。
弊社は欧米輸入以外に中国輸入も行っています。
欧米輸入実践中のクライアント様から、
「中国輸入ってどうなんですか!?」
と質問を受けることも、たまにあります。
中国輸入は、私は個人事業主の時に
一人でチャレンジをしましたが、
一度撤退をしています。
ですが、法人後に従業員を雇用し、
再チャレンジをしました。
で、今のところ、
再チャレンジ後の中国輸入は
順調と言うことができると思います。
今日は、欧米輸入実践者のために、
欧米輸入と比較した中国輸入について
書いてみたいと思います。
動 向
中国輸入は、欧米輸入とは少し違います。
相乗りリサーチから始める人が
大半というのは一緒ですが、
ほとんどの方は、比較的早い段階で
新規商品登録を行っていきます。
その為、相乗りを防ぐ手法やアマゾン内SEOなどは、
欧米輸入よりもかなり進化しています。
またその後は、
OEMの流れが主流です。
もともと単価が安いため、
欧米輸入のような「値引き交渉」というのは、
ほとんどありません。
言 語
欧米輸入のように現地の言葉を使うことは
基本的には、ありません。
現地の日本人か日本語の話せる中国人との
コミュニケーションになるからです。
ただ、現地に赴き、直接買い付けを行う場合は、
日本語は通用しないため、通訳が必要になります。
また、中国語のサイトの説明文などを
日本語に翻訳する必要は、
もちろん出てきます。
単 価
商品単価は300円~3,000円くらいなので
全体的に低単価です。
ロ ッ ト
仕入れ数量は相乗りでも10個/SKU
新規商品で売れてくると10~100個/SKU
OEMの場合は500~1,000個/SKU
というロットになったりします。
全体的に縦積み市場です。
利 益 率
欧米輸入よりも利益率は10~20%は高くなります。
ただし中国輸入でも、相乗りだけの場合は、
欧米輸入の相乗りよりも、
価格の崩壊スピードが早いため、
利益率はかなり低くなる傾向にあります。
品 質
品質に関しては、欧米輸入の方が遥かにマシです。
その為、必然的に返品率も高くなります。
いかに品質改善を行うのかが、
中国輸入のキーになります。
手 間
商品カタログページの作りこみ。
顧客からの商品レビューを含めた
アマゾン内SEO対策。
相乗り防止策。
商標登録。
そして品質改善。
これらを複合的に考える必要があります。
正直、相当な手間です。
競 合
自分で対策を立てながら商品登録を行った
カタログページには、
基本的に相乗り出品者は入ってきません。
それをするくらいだったら
自分で商品登録をしようね。
という業界の暗黙ルールのようなものが、
既に敷かれています。
ですが、まだ何もわかっていない新人出品者や
中国人セラーが、たまに乗っかってきて
荒らしてくれることもたまにあります。
商標権を取得していてOEM生産をしていれば、
確実に排除は可能です。
総 評
中国輸入は、粗利率も営業利益率も高いんですが、
しっかり取り組めば取り組むほど、
もの凄く手間がかかります。
例え本業の人でも個人一人だけだった場合、
「欧米輸入をやりつつ、中国輸入にも取り組む」
ということは止めた方が良いです。
手間がかかり過ぎるので、
以前の私のように撤退する末路になると思います。
ただし組織化をするなどして、
専属で行える人員を確保できれば、
是非、チャレンジしてみてください。
ちなみに、弊社はほぼ完全に従業員に
お任せしているような状況ですが、
今年の正月の物販新年会の時にお会いした方で、
夫婦で中国輸入に取り組まれている。
という方がいらっしゃいましたね。
また中国輸入のブログなんかを見ていても、
夫婦で取り組まれている人が、
やはりいらっしゃるようです。
これって凄く良いことだと思うんですよ。
男性と女性って、
基本的に使う脳が違う部分があるので、
お互いの強みを活かしつつ、
弱みを補い合えたりするんですよね。
あと、夫婦で飲食店を開いているような方とかも
そうなんですけど、
「生計が一緒」というのが、
経費的に、もの凄い強みになるんですよね。
ということで、現在欧米輸入実践中の方で、
中国輸入に興味のある方は、
組織化を行い従業員を雇用するか、
奥さんを説得して一緒にやってもらうか。
そんな感じで考えていただいて
概ね間違いはないかと思います。
ご検討ください!(‘ω’)ノ
本日も最後までお読みいただき、
ありがとうございました。