こんにちは。
ともぞうです。
何が経費で何が原価になるのか。
曖昧にしている方が多いなぁと
かねがね思っています。
仕入れを行う前に、
予想利益を計算するのは、
私が見ている限り、どんな方でもほぼ共通です。
ただ、実際に販売をして、
事実上の利益計算を行う時に、
曖昧なままの人が、かなりいますよね。
実際に、何が本当なのか。
不安に感じながら輸入ビジネスをしている方も、
けっこう多いのではないでしょうか。
てことで、今日は曖昧になりがちな
この部分を書いていきますね!
まず、絶対にしてはいけないと思っているのが、
予想利益計算時に計算した原価を
そのまま収支管理に使用する行為。
だと思っています。
しかもこの時の原価には、商品原価に加えて、
国際送料+関税+消費税+納品代行送料
などの全てを含めてしまっていること。
これ、何がいけないかって、
実際とはかなり金額が変わってくることです。
特に国際送料が大きいですね。
ありがちなのは、
1,000円/Kgで計算していたのに、
実際には、思ったより輸入量が少なくて、
1,500円/Kgくらいかかっているにも関わらず、
1,000/Kgで計算したままの価格にしてしまう。
ってパターン。
これ1.5倍も違ってますからね(笑)
では、何がセオリーかということを、
書いていきます。
まず、国際送料は、販管費です。
勘定科目は「通信費」。
原価には絶対に含めません。
ちなみに原価に含めている人って、
さっきの例のように、
予想利益計算時のままの金額の人と、
実際にかかった国際送料を按分している人がいますよね。
そんなことはせずに、かかったものは
丸ごと経費に計上してください。
というか税務上もこれが正しいです。
ちなみに、納品代行送料も、
販管費で「通信費」です。
アメリカ国内の倉庫会社に届くまでの国内送料のみ、
仕入れ原価に含めるのが一般的らしいです。
次に関税ですが、
これも販管費です。
勘定科目は「租税公課」。
予想時の物でも、按分でもなく、
実際の関税額を販管費として計上します。
また、よくみなさん「関税」としか書いていませんが、
実際には「関税」と「消費税」に分かれます。
みなさんも予想利益計算時に、
8%~12%くらいで計算していると思いますが、
これは関税と消費税を足した金額で
計算しているはずです。
最後にその「消費税」についてです。
これは少々複雑なので、
詳しくは税理士さんや、
商工会議所などの経理相談窓口で、
問い合わせることをオススメしますが、
一応書いておきます。
まず、税込み処理方式と税抜き処理方式があります。
税込み処理の場合は、
仕入れ原価に含めて計算するということです。
税抜き処理の場合は、
仕入れ原価には含めず、販管費に計上することです。
国内の売買のみの場合は、
税込み処理方式の方がシンプルに完結するので、
税込み、つまり仕入れ原価に入れてしまえば良いのですが、
海外からの仕入れの場合、
ご存知の通り、関税と同じように消費税だけ別で
請求がされるので、
私としては、消費税も販管費に含めた方が、
わかりやすいと思います。
勘定科目は「仮払消費税」です。
ただ、消費税課税事業者と非課税事業者で
このあたりが変わってきたり、
また税理士さんによっても、
若干見解が異なったりもしますので、
まずは専門家にご相談した方が良いと思います。
ちなみに、これを読んでくださっている方の中には、
ひょっとしたら、
そもそも「販管費」って?(*´ω`*)
「勘定科目」って?(*´ω`*)
と、思っている方もいるかもしれませんが、
ごめんなさい。
それはさすがに勉強不足ですので、
ググってください(笑)
あと、これらの経費を今月分と来月分の
どちらに計上させるのか。
ということですが、
結論どちらでも良いです。
どちらでも良いのですが、
必ずどちらかに統一させるようにしてください。
本来であれば当月使った分は、
当月の販管費として計上するのが、正解です。
ただ当月に使用した経費は、
翌月にならないと請求が上がってこないので、
正確な損益計算が確定するのは
翌月になりますよね。
私としてはそれが面倒なので、
今月に請求が上がった分を、
今月の販管費として計上するようにしています。
ですので、今月使用した経費は、
来月の販管費になる訳です。
最後に年末で調整をすれば、
確定申告には問題はないですからね。
ということで、
そろそろ税理士の資格を取って、
私は税理士になります!
冗談です(笑)
本日も最後までお読みいただき
ありがとうございました。
【 編 集 後 記 】
今月後半に、
納品代行の代表の方と、
打ち合わせ(というか飲み?)を
行うことが決定しました。
またみなさんに還元できるようなことがあれば、
すぐにブログ上で公開させていただきます。(`・ω・´)