今から1ヶ月程前に、
従業員と口論になりました。
結論としては、従業員が正しかったです。
私は今、もの凄い衝撃を受けています。
こんにちは。
ともぞうです。
今年最後のブログになります。
本年も一年間、飽きずにお読みいただきまして
本当にありがとうございました。
メルマガでは既に配信済みの内容ですが、
ここまで、アマゾン輸入ビジネスに取り組んできて、
私が感じたアマゾン輸入の総評と
これからの弊社の方向性についてを、
2016年最後のブログ記事として記載して
本年を締めくくりたいと思います。
ここまでの規模になって、様々なきっかけがあり、
最近になって私が改めて思ったことがあります。
薄々は感じてはいたんですが、
それがハッキリと確信に変わったのは最近です。
それは、
Amazonというプラットフォームは、
規模が小さく、ノウハウもお金もない個人の間は、
非常に稼ぎやすいマーケットです。
ですが、規模が大きくなり、
ノウハウもお金もそれなりにできた場合、
あるいは、社員がいるような法人規模になってくると、
Amazonというマーケットは、
非常に稼ぎにくいマーケットです。
ということです。
ま、当たり前のことなんですけどね(笑)
個人レベルにとっては、
Amazonが稼ぎやすいマーケットというのは、
わかりますよね。
相乗り出品。
基本はこれだからです。
1つの商品につき1つのカタログと
決められているアマゾンでは、
誰かが作成して売れるようになった商品に、
ただ乗っかれば良い。
というのが基本スタンスです。
スキル。お金。時間。これらが少ない人でも
乗っかるだけなので誰でもできます。
ただ、スキルもお金も時間もある人の方が、
有利になるのは間違いありません。
で、じょじょにステップを上げていくじゃないですか。
欧米輸入であれば、
新規商品登録。さらには卸仕入れ。
中国輸入であれば、簡易OEM。
このあたりになると、非常に稼ぎやすくなります。
経験も資金も、初心者よりも勝っているからです。
そうして実績を積み上げ、
売り上げ規模が拡大してくると、
今度はAmazonというマーケットの弊害にぶち当たります。
まずは逆の立場になる。ということです。
自分が弱小の間は、すごく都合が良いんですよ。
出品者評価がそこそこな人をリサーチして乗っかったり、
頑張って新規商品登録をした人の
カタログに乗っからせてもらって、
甘い蜜を吸わせてもらえるからです。
ところが今度は自分が、セラーリサーチの的になったり、
頑張って自分が作った商品カタログページに、
初心者が乗っかってきます。
アマゾンは一つの商品に一つのカタログページが原則なので、
これを規制することは原則はできません。
ちなみに、アマゾンの新規商品登録は、
他のマーケットと比べると、
極めて簡易的にできます。
ただアマゾンの共通仕様という部分があり、
自由度が減らされる分、煩わしさはあります。
で、さらに次のステップアップをすることになります。
欧米輸入の場合は、卸仕入れ→メーカー仕入れです。
中国輸入の場合は簡易OEM→OEMですね。
欧米輸入の場合は、なぜその方向に進むのか。
と言うと、原価を安く抑えられるからです。
上流仕入れの方が安くなるのは当然ですよね。
そうすれば、他の人がついてこれない価格で販売し、
周りを蹴散らすことができます。
こうして相乗りを防ごうとするんです。
ですが上流から仕入れるということは、
ロットを大きくするということになります。
中国輸入の場合も、同様に相乗りを防ぐために、
OEM製造に乗り出します。
タグを付けるなどのいわゆる簡易的なOEMでは、
結局相乗りされるからです。
で、結局こちらもロットは大きくなります。
資金さえあれば、
ロットが大きくなっても良いのではないか。
と、思いますが、
ここでまたアマゾンというマーケットの弊害にぶつかります。
それが在庫枠の問題です。
これくらいの規模になってくると、
アマゾンが与えてくれた在庫枠内に在庫が入りきりません。
在庫枠を増やす。という方法もあります。
ですが、回転率を上げていっても
在庫枠を増やせるのは少しづつです。
なかなか思うように枠も増えず、
そのため利益の伸び幅が鈍化します。
かたや、相変わらず小売仕入れの人が、
よくわからずに相乗りしてきて、
カタログを荒らしてくれます(笑)
回転率は悪くなってしまいます。
で、それらを解決するための次のステップが、
主戦場を変える。
ということになります。
基本的に倉庫はFBAではなく、
別の倉庫を使います。
その倉庫から別の販路に出荷したり、
一部商品をFBAに納品したりします。
Amazon以外の別の販路では、
一つの商品に一つのカタログページ。
という規制はありません。
また、相乗りはできないので、
相乗りをされることも絶対にありません。
(コピペで真似はされますが)
取引のあるメーカーや自社ブランド商品がある場合、
アマゾンだったら枠や相乗りの問題で、
利益の伸びが鈍化しますが、
別の販路ではそれがないので、
のびのびと行うことができます。
ただし、そこまでの実力がついていないと、
埋もれてしまいます。
それと多くの人がそうなんですが、
規模が大きくなっても、
販路をなかなか変えられない。
というジレンマも起きます。
その理由には、
1.販路を変えると、システムや今まで構築した仕組み
そのものが変わるため、手間と時間がかかる。
という現実。
2.手間と時間をかけても、そんなに売れないかもしれない。
という不安。
3.同じ手間をかけるんだったら、慣れているアマゾンに
注力した方が、効率的に稼げるのではないか。
という盲信。
こんなところだと思います。
あとは同じ場所の方が居心地が良いという。
恒例のあれです。
で、結局利益の伸びは鈍化したまま、
前に進めなくなってしまう訳です。
中国の新事業の柱である、
オリジナル商品の開発に関して、
1ヶ月前に、従業員と口論になりました。
最近コミュニティなんかも始めて、
自分の中では、かなり盛り上がっていた訳ですが、
従業員と別件で口論になり、
そしてこんなことを言われました。
内容を要約すると以下のようになります。
・最近のともぞうは個人商店の店主レベルにしか思えない。
・このままお山の大将で終わりたいのか?
もっとビジネスを飛躍させたくないのか?
・もしも個人だの自由だのを目標にして、
このままいくつもりだったら、
これ以上一緒に仕事はしたくない。
ともぞうは一体どうなりたいんだ?
絶句しました。
言葉を返せませんでした。
従業員の言う通りです。
全て見透かされていましたね。
私の本来の目標は、
世間に影響力のある会社を創ること。
そして実際に、世間に影響を与えること。
だったんですけど、
自分の強みを活かしながら、
色々考え、実行しているうちに、
結果として、個人として強くなれる方向にばかり
注力し過ぎていたかもしれないですね。
その結果がこのブログであり、メルマガであり、
コンサルであり、TPRな訳です。
これを見ている人もコンサルクライアント様も、
コミュニティのメンバーさん達も、
みーんな個人です。
個人を相手にお山の大将気取り。。。。
そう言われてしまうと
たしかにぐうの音も出ませんでした。
本当は違うんですよね。
私だって本来はここで安住は、
できないはずなんですよね。
頭を鈍器で殴られたくらいの衝撃でした。
そしてしばらく撃沈して
そして深く反省し、考えを改めました。
在庫枠の件とか、コミュニティの発足とか、
実は今、他にも色々と偶然が重なったタイミングなんです。
今は、一歩先に進むべきタイミング。
ということだったんですね。
アマゾン輸入ビジネスを始めてから4年目。
次のステップは、
商品開発及び貿易業です。
アマゾンの冠は要りません。
輸入ビジネスとか、とってつけたような名前も要らないです。
これからはシンプルに商品開発。
そして貿易業です。
はっきり言って、その業界の中では、
弊社は弱小の中の弱小レベルです。
簡単に吹き飛ばされるレベルです。
周りはもっと大きいところばかりですので。
これは、アマゾン輸入ビジネスを始めたばかりの
初心者の方と感覚的には一緒ですね。
アマゾン輸入を始めた初心者の人にとっては、
周りのライバルは全員が自分よりも経験があり、
おそらく資金も自分よりも持っている人達ばかり。
そんな中で自分が勝ち残っていくためには、
人よりも多く時間を使ったり、
人よりも沢山頭を使ったり、
人よりも仕入れ基準を厳しくしたり、
人よりも利益計算をしっかりやったり。
他の諸先輩方よりも、
短期間で多くのことを考え、実行し、
実力的にも資金的にも、
肩を並べていかないとならないんです。
最初の超えなければならないハードルは、
とても高く、それがしばらくは続きます。
こうして個人ではそこそこ強くなったつもりの弊社でも、
この新しい事業分野の中では、超弱小です。
今度は、個人というより、対企業との取引が
メインになってきます。
ただ、その取引条件は、実績のない弱小であるがゆえ、
総じて厳しい物になり、
どうしても不利な条件、
不利な状況からのスタートになってしまいます。
その中で、さらに勝ち上がっていかないとならないんです。
凄い急こう配になります。
ライバルはみんな企業レベルです。
壁はもの凄く高いです。
ですが、それでもやりたいんです!
ちなみに、1年以上前に書いたブログ記事に、
こんなのがありました。
この時はアマゾン輸入2年目が終わった。
という時期ですね。
以下、一部を転載します。
—————- ここから —————
私は、アマゾン輸入ビジネスを始めて、
現在までのところ2年が経過しましたが、
変な話、私の人生は4年周期で廻っています。
それもよくよく思い出すと、
いつも1年づつ起承転結になっているんです。
自分的に分析をすると。
起(喜)(1年目)→始まりの年。
承(翔)(2年目)→飛躍の年。大きく成果を上げる年。
転(天)(3年目)→転換期。
結(決)(4年目)→終わりの年。3年間の集大成。
—————- ここまで —————
はい。予言していました。
今年は4年目であり、終わりの年です。
3年間の集大成 → TPR(コミュニティ)
新しい4年サイクルの決意 → 商品開発、貿易
おそらく、ビジネスを始めて
5年目に突入する来年の9月頃には、
アマゾンの冠は完全に外れると思います。
もっともっと真剣にならないといけないです。
個人転売からちょっとヒゲを生やした程度のビジネスは、
私は、もうそろそろ終わりにします。
それともう一つだけ、
あまり大したことではありませんが、暴露します。
従業員従業員と今まで書いてきましたが、
実はこの従業員は、従業員である事には
間違いありませんが、
厳密に言うと、従業員である前に弊社の役員です。
いかがでしょうか。
こうして弊社は、次のステップに進んでいく訳ですが、
アマゾン輸入を始めて、ここまでで3年3ヵ月くらいでした。
ブログを書いてからは2年くらいです。
メルマガを書いてからは1年くらいですね。
TPRは設立したばかりです(笑)
で、ここから先の私の現状報告みたいなものは、
おそらく今後はほとんどしなくなります。
今日の記事が最後かなぁ。と思います。
別に隠す訳じゃないんですよ。
本当は物販は止めて情報発信だけするつもりだろ!
とか、そういう訳でもありません(笑)
理由は自社を守るためです。
責任のある社長になるためです。
なんでもかんでもブログやメルマガで暴露している
社長のいる会社とか、普通に考えて、
すぐに潰れそうじゃないですか(笑)
みなさんが、今後、
どのように進んでいくのかはわかりませんが、
私がブログやメルマガで書いてきたことは、
本当にリアルな現実の姿でした。
ですので自分の進化と同時に、
私のブログを読み返していただいて、
その都度、自分の道標にしていただければ幸いです。
ただ、時間の流れと共に、
法律の改定や様々なルールの変更などもあり、
当然市場の変化もあるため、
あくまでも参考程度にしていただければと思います。
もう二度とブログ記事は更新しない風の流れですが、
来年は少しブログの更新をお休みし、
1月10日前後から、更新を再開しようと思っています(笑)
本日も最後までお読みいただき
ありがとうございました。