こんにちは。
ともぞうです。
先にまずは告知だけさせていただきますね。
「輸入com×ともぞう」プレゼンツ!
ということで、告知をさせていただいている
輸入comさんの特別条件ですが、
明日(5月31日)が、いよいよ募集の締め切り日です!
既に20名以上の方が、MYUSや他の倉庫から
私経由でお乗り換えをされ、
「本当に使いやすかったです!」
などの嬉しいご報告もいただいております!
私自身も久しぶりに輸入comさんを
利用させていただきましたが、
前回は約750個発送をして、
その内訳が、こんな感じでした。
破損:0個
紛失:0個
私の勘違いによる購入ミス:4個
以上です。
MYUSの場合だったら、
毎回、破損や紛失だけで2~5%はあったところ
(今回の数量だと大体15~40個は破損と紛失)ですが、
全くそれがなかったです。
この破損や紛失の少なさ(というか0)は、
MYUSに慣れてしまっている方だったら、
きっと感動レベルです!
私経由で申し込めば、
会員登録料を含め、月額料も3ヶ月間無料ですので、
是非、一度は輸入comさんをお試しいただくことを
オススメします!!
募集は本当に明日(5月31日)で締め切りますので、
迷っていたら登録だけでもしちゃいましょう!(無料ですし)
↓
さて、では今日の本題に入ります。
今日は不良在庫についてです。
私がこのような話を書くときは、
健全な損益計算やキャッシュフローで
管理をしている人を前提に書いています。
ですので、そもそもの入り口の部分が
曖昧な方は、今日の話を読む前に、
ひとまず私のブログ記事の
「経営」のカテゴリーだけでも良いので、
先に一通り読んでおいていただくことを
オススメします。
では本題です。
不良在庫は抱えてはいけません。
当たり前ですね(笑)
当たり前の話ですが、
では何故、抱えてはならないのか。
ここを具体的に説明しろと言われたら、
なかなか上手く説明ができない。
という人がほとんどだと思います。
ですので、今日はこのあたりを解説していきます。
まず、不良在庫を抱える経営を続けていると、
最終的にどうなるかというと・・・・
倒産します。
仮に損益計算上の数字で黒字が続いていても、
キャッシュがしばらくは廻っていてもです。
いわゆる黒字倒産ですね。
では、具体的に見ていきましょう。
例えば50万円の仕入れをしたとします。
そして送料と関税(及び消費税)でそれぞれ10万円づつ
経費がかかったとします。
この時の仕入れにかかった費用の合計は、
70万円ですよね。
商品:50万円
送料:10万円
関税(消費税):10万円
計:70万円
もちろんこの70万円のマイナスは、
キャッシュフローとしての、
マイナス70万円です。
で、この50万円の在庫のうち、
30万円分が売れて、
70万円の売上になったとします。
これはかなり良い利益率ですよね。
わかりやすく解説するために、
便宜上、アマゾンの手数料や送料などの経費は
考えないものとします。
70万円が銀行口座に入金されたと考えてください。
そうすると、損益計算上では
こんな式になります。
売上:70万円
原価:30万円
粗利:40万円(70万-30万)
経費:20万円
営業利益:20万円(40万-20万)
黒字です。儲かっています。
では、キャッシュフローを見てみましょう。
-50万円(在庫)-20万円(経費)+70万円(売上)=±0円
元々資金は手元にいくらかは持っているはずですので、
キャッシュもしっかりと廻ります。
これで、やったー利益20万円!!
キャッシュもしっかりと廻っているぞー!!
いやっほーぃ!!(*‘ω‘ *)ノ
と、思っていたら、
大間違いです!!
この利益20万円はいったいどこにいったのでしょうか?
それは他ならぬ、
現在抱えている在庫です。
貸借対照表で見た場合、
やはり資産は20万円増えますが、
その資産は現金ではなく、
全て在庫として増えています。
この在庫を消化して、現金にしない限りは、
現金で20万円のプラスにはならない。
ということです。
で、もしも仮に、
この抱えている20万円の在庫が、
全く売れなくてゴミ同然になったとします。
そしてそれを、どこかの時点で全て廃棄処分した場合、
マイナス20万円です。
営業利益20万円で喜んでいても、
どこかで20万円の損失を出さなければならず、
結果、トータルの利益は「±0円」になってしまいます。
この損失を出したくないがために、
いつか売れるだろうと、ずーっと抱えていると、
いつまで経っても含み損というリスクが、
顕在化されてこないため、
なかなか気が付きません。
そして売れない在庫を抱えれば抱えるほど、
倉庫保管料がかかります。
実質的には、確実に赤字になっています。
そしてこれにはもう一つ、実は怖い側面があります。
それは税金です。
損益計算ではプラスになっている訳ですから、
当然、これに対して税金が課せられます。
ですが現金は増えていません。
在庫として増えています。
税金を在庫で支払うことなどできませんから、
税金分のキャッシュはマイナスになってしまいます。
ですので、
不良在庫を抱えてはならないんです。
仮に不良在庫を抱えてしまった場合は、
なるべく早めに損切りをするか、
廃棄処分をした方が、健全な経営と言えます。
損切りと言っても、
入ってきたキャッシュ分は、
現金としてプラスが確定される訳ですから、
ゴミをいつまでも大事に抱えているよりは、
ずーっと価値があります。
さっきの例で言ったら、
残りの20万円分の在庫を、
原価の半値で売ったとしても、
10万円のキャッシュがプラスになる訳です。
いつまでも売れなければ、
ただの無価値なゴミです。
また不良在庫を多く抱えてしまいそうな手法は、
手元にキャッシュを多く持っていない限り、
まずは、手を出さない方が無難だと思います。
例えば、売れるかどうかもわからない商品を
たくさん新規商品登録して、
そのうちの1~2割がヒットすれば良い。
という感じだと、
仮にそのうちの1~2割が売れたとしても、
その1~2割の商品で、
残りの8~9割の不良在庫をカバーできるだけの
売り上げが見込めなければ、
含み損ばかりが増えてしまいます。
新規商品登録に限らず、
単純なリサーチでも、
ヒット数を増やすためには、精度が必要で、
精度を高めるためには経験が必要です。
そして経験を積むためには、
時間とお金が必要になります。
その時間とお金をいかに作るのかが大事になるんです。
また、アマゾン輸入で楽に稼げるようになるためには、
人と違うことをやっていくことです。
人と違うことをすると、当然、失敗もあります。
それは、すなわち不良在庫を抱えることにつながります。
ですが、不良在庫はあくまでも在庫です。
これを現金化して初めて生きた資産になります。
生きた資産は、あなたのリサーチの精度を高め、
人とは違うことをさせてくれます。
不良在庫は、それをさせてくれません。
何カ月も不良在庫を抱えていて放置をしている人。
そんな人は、なるべく早くこの不良在庫の処分を
考えてみてください。
いつか売れるだろう。
という考え方でいることは、
あなた自身の首を締め続けていることに、
なるべく早く気が付いてください。
本日も最後までお読みいただき
ありがとうございました。
【 本 日 の 名 言 】
私は無駄な在庫が大嫌いです。
売れない在庫を抱えて資産に計上しても、
財務が表面上、良く見えているだけです。
いずれは在庫を処分して
損失を計上しなければなりません。
– 鈴木喬(エステー社長・会長)-