こんにちは。
ともぞうです。
これ、ずっと書きたかった議題なんです。
というのは、私自身がブログを書かなくなってから、
日本では急激な円安が進行したじゃないですか。
で、その間に目にするようになった
「円安でも輸入ビジネスは稼げる」
「参入者が減るから、むしろチャンス」
といったブログや情報発信に、
ずっと強い違和感があったからなんです。
「言ってることは分かる。でも、現実はそんな綺麗にいかない」
当時から、その感覚が拭えませんでした。
輸入ビジネスに与える円安の真実
「参入者が減る=チャンス」は本当か?
「参入者が減る=チャンス」という話の前提
確かに、理屈としては分かります。
円安になれば仕入れコストが上がり、
資金力のない人や初心者が撤退する。
結果として競合が減る。
ここだけ切り取れば、
「残った人は稼ぎやすくなる」
と言えなくもありません。
でも、それは
需要が変わらない
という前提があって、初めて成り立つ話です。
円安で仕入れが上がるなら、
販売価格も上がる。
販売価格が上がれば、
お客さんの購買力は落ちる。
これ、当たり前の流れですよね。
つまり現実は、
円安⇒参入者は減る
⇒同時に市場のパイも縮む
=残った椅子を、資金力のある人たちで奪い合う
という構図になります。
参入者が減った“分だけ”楽になる、
みたいな単純な話ではない。
※甘い言葉に流されてしまう人が、
一人でも減ればと思い、記録として書いています。
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むしろ、残る人ほど強くなっていくぶん、
勝負はシビアになっていく。
私はそう見ています。
円安の影響範囲は想像以上

さらに言うと、
円安の影響は、購入時の商品原価
だけではありません。
国際送料、
関税、
輸入消費税、
為替決済手数料。
これらを含めて、
「必要なお金」が全体として底上げされます。
そしてこの状態になると、
在庫を持つという行為は、
単に商品を仕入れているというより、
為替リスクを抱えている状態に近づいていきます。
回転が遅い商品ほど、
そのリスクは大きくなる。
それはこのビジネスの経験がある人なら、
すぐに理解できると思います。
そして、よく見かけるのが、
「原価が上がったなら値上げすればいい」
という意見です。
理屈は正しい。
でも、Amazonではそう簡単にはいきません。
競合が円高時代に仕入れた在庫を
まだ抱えていれば、
こちらが値上げした瞬間に、
カートは取れなくなります。
値上げできるのは、
すでに勝っている人だけ。
これは、
自分単独の商品だったとしても同じです。
利益を取るために価格を上げれば、
その分、需要は確実に下がる。
結果として、売れ行きも落ちる。
ここでも、
理屈と現実は、必ずしも一致しません。
ここが、机上の空論と現場の差だと思っています。
ちなみに、私自身もこの円安局面で、
決して楽な立場にいるわけではありません。
オリジナル商品であっても、
基軸通貨はドルですし、
為替の影響は、当然そのまま受けています。
それでも、
安易に品質を下げることはしていません。
その代わり、
これまで積み上げてきたレビューが
「信頼」として伝わるように、
どう説明するか、どう見せるか。
そこには、かなり意識を向けています。
今は、
そうやって生き残る努力を続けている、
というのが正直なところです。
※現場の実感として書いています。
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なぜ「円安はチャンス」と言われ続けるのか?

それでも
「円安でも稼げる」
と断言する情報発信が多いのには、
理由があるとも感じています。
こうした話は、
コンサルやスクールとの相性が、
非常にいいんですよね。
「今は大変だけど、逆にチャンス」
「ここを乗り越えれば次がある」
そう言われると、
人は「自分の努力次第だ」と思いやすくなる。
でも実際には、
努力ではどうにもならない
構造の変化が起きているんです。
立ち止まって考えるタイミング

もしも私と同じように、
輸入ビジネスは
「そんな簡単じゃない」
と感じている人がいるとしたら。
それは、あなたに実力がない訳でも、
努力が足りない訳でもありません。
むしろ、ちゃんと現実を見ている証拠です。
甘い言葉を、
そのまま信じ切れなくなっただけ。
そして、
こうも言えるかもしれません。
今は、うまくいっていないのではなく、
一度立ち止まって、
やり方そのものを見直すタイミング。
その延長線上に、
次のステージがあるのかもしれません。
円安は、
チャンスでも救世主でもなく、
ただ、
ビジネスの地力が試される時期
なだけです。
甘い言葉より、構造を見る。
私は、
それが一番大事なことだと思っています。
本日も最後までお読みいただき
ありがとうございました。
【 本日の名言 】
努力ではどうにもならないことがある。
その現実を直視することも、
また努力である。
― 松下幸之助 ―










