先日、祖母の一周忌に
行ってまいりました。
こんにちは。
ともぞうです。
今日は私の兄の話を書きたいと思います。
まず私の父は、子育てには積極的な人では
ありませんでした。
私の幼少期の頃の父の記憶はほとんどありません。
口ベタで厳格な人でもある父の、
私のわずかに残っている記憶は、怒られた時だけです。
母はその分、息子たちに過剰の愛を
注いでいました。
特に長男である2歳年上の兄には
過保護すぎるくらい優しく接していました。
もう35年くらい前の話ですが、
例えば私にはこんな記憶があります。
一生懸命に積み上げた積み木で作ったお城。
かなり長い時間をかけて作りました。
出来上がったらお母さんに見せて褒めてもらおう!
その一心で、私は慎重に慎重に積み上げていきました。
あと少しで完成する!という時になって、
急に兄がやってきたと思ったら、
私の積み上げたお城を蹴り飛ばして
全て壊してしまいました。
兄は悪びれもしません。
馬鹿にした表情で私を見下し、勝ち誇っています。
母は、そんな兄を叱りません。
泣いている私に母が言った言葉は、
「もう一度作り直しなさい。
今度はお母さんが(壊されないように)見ていてあげるから」
兄とは一度も仲良くなれませんでした。
少年時代はケンカばかりしていました。
中学生になった時には距離を置くようにしました。
兄と話をしても、
いつも私が不快な思いをするだけだからです。
高校生からは、兄との会話の記憶もほとんどありません。
大学進学時に東京の大学を選んだのも、
兄から離れたかったという理由が半分くらいです。
就職後に実家に帰省した時でも、
兄と顔を合わせないように極力避けていました。
そして10年ほど前ですが、
そろそろ兄も大人になっただろうと思い、
一度だけ一緒にお酒を飲んだことがあります。
その会話の内容は、社会人の内容ではなく、
子供の様な幼稚な内容だったことに愕然としました。
そして先日、祖母の一周忌があり、
親戚関係の方々とお食事を摂りました。
しばらくすると、
遠くの方から罵声が聞こえてきました。
見てみると兄でした。
酒に酔い、巻き舌気味にしながら、
従姉妹の旦那さん(ほぼ初対面)に、
暴言を吐き続けています。
人を見下したような勝ち誇ったその表情は、
幼少期のままでした。
兄は自己愛性人格障害です。
父の不在と母の過保護が、
このような人格障害を引き起こすそうです。
兄は、いつも自分が正しいと思っています。
傷つきやすい自尊心と肥大化した自己愛の塊です。
自分が否定されるとすぐに逆上します。
アドバイスも否定だと捉えます。
自分は1mmも傷つきたくないのに、
人のことは平気で傷つけます。
そもそも他人の気持ちを感じ取ることができません。
基準はいかに自分が傷つかずに、
自分の自尊心を守れるかです。
そのためには、相手はいくら傷ついても構いません。
自分の自尊心を守るためだったら、
嘘もつくし、相手に暴力もふるいます。
そして自己愛性人格障害の一番たちが悪いのは、
反省をすることができないことです。
常に自分が正しいので、
間違っているのはいつも他人の方です。
場合によっては、周りの環境のせいにしたり、
天気のせいにしたり。
自分が間違っていたことは
人生の中で一度もありません。
ゆえに反省をしたことがありません。
人は反省をするから成長をします。
みなさんが社会人として生活を送っているのも、
どこかで何度も失敗をして、
反省を繰り返してきたからです。
失敗をしても、その原因を他人や環境に求めてしまったら、
自分は何一つ成長できません。
41歳のおっさんになっても、
幼少期からなにも成長できない兄のように。
たとえ失敗しても、それは部分否定です。
あなたの全てが否定された訳ではありません。
上手くいかない事が起きたら、
まずは自分の中に原因を探してください。
そしてその部分を改善するよう努めてください。
それが成長であり、大人になるということ。
個人ビジネスでは、その成長は収入につながります。
本日も最後までお読みいただき
ありがとうございました。
【 本 日 の 名 言 】
誰でもそうやけど、反省する人は、きっと成功するな。
本当に正しく反省する。
そうすると次に何をすべきか、
何をしたらいかんかということが
きちんとわかるからな。
それで成長していくわけや、人間として
-松下 幸之助-